つい先日、旭川駅南側の忠別川に架かる2本の橋の名称が、一般公募で決まりました。
上流の橋は「氷点橋」に、下流の橋は「クリスタル橋」― ちょうど、三浦綾子氏の「細川ガラシャ」を読み終えたばかりで、改めて氏の文章の上手さ、表現の豊かさ、そして信仰の高さに感嘆していたので、この命名にはジーンときた次第。
スタルヒンといい、旭川の人々は、まちが輩出した希代の天才を、敬い続ける人々なのですね~ 氷点橋は来年3月、クリスタル橋は平成25年の完成を予定しています。
さて、新しい架橋やシビックコア地区も含め、駅の高架化にともなって進められている壮大な都心の再整備事業「北彩都あさひかわ」の、鉄道高架が平成22年10月10日、いよいよ開業です。
新しい旭川駅の何が凄いかって、駅空間に忠別川が取り入れられていることなんです! 旭川へむかう列車から、そしてガラス張りの旭川駅から、母なる忠別川の流れが望めるのです。 河川敷に隣接した駅というのは、全国でもめずらしいそう。
「北彩都あさひかわ」は、「川のまち旭川」を大きなテーマに、川と中心部をむすぶ整備等が進められています。
忠別橋付近の左岸は、上流から下流まで連続する『川のうねり』など、急流河川ならではの自然特性を生かし、ゆるやかな堤防と植栽、遊歩道などを整備して親水空間を形成。 また宮前側の右岸は、新神楽橋付近~忠別橋付近までに、階段状の植栽帯「生態階段」を整備し、在来種を官民で育成します。 また、忠別川にむかし施された、霞堤を生かした大池も創出するなど、「北彩都」と連動した河川環境の整備が行われています。
鉄道高架事業は、新駅舎をはさんで計3・5㎞が高架となり、鉄筋コンクリート造り延べ1万710平方mで、1階に改札口やテナント、2階はコンコース、3階部分が7線の列車ホームになるそう。 ホームは壁面がガラス張りで、大雪山系を一望できるほか、上部に向かって枝を広げたような大柱20本が大屋根を支えるユニークな構造。 公共スペースなどを含む、駅舎全体の完成は来年秋の予定。 新しい旭川駅
10月10日、まさに新しい旭川が産声をあげる―
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