石狩平野のほぼ中心に位置する美唄市は、 原始の石狩川の自然環境が今も残るまちです。
開拓以前の石狩川流域には、 石狩川の氾濫が繰り返されることによって広大な湿原が広がり、背後には湖沼が点在していました。
なんと、その湿原は、釧路湿原をしのぐ約770平方kmの規模だったというのですから、驚きです。 石狩川にはイトウやチョウザメが泳ぎ、湿原にはタンチョウが飛来したそうです。 *参考文献/北海道開発局石狩川開発建設部「石狩川下流自然再生計画書 」 http://www.is.hkd.mlit.go.jp/09kawazukuri/01jigyo/11shizensaisei/index.html
北海道開発局では、釧路湿原・鵡川河口の干潟・サロベツなどにつづき、 いよいよ、わが国第3位の長さを持つ大河・石狩川の自然再生を、専門家や市民などと推進し、まず当別川合流点に湿原を再生します。
その石狩湿原の名残りが美唄湿原で、東西に約540m、南北に約440mの小さな規模で、まわりを田畑に囲まれていますが、道内の湿原の多くが海岸近くに位置するのに対し、美唄湿原は内陸の低地帯で、泥炭性という特性を持っています。 美唄湿原 美唄市開発町開発南 JR美唄駅から、道道33号月形美唄線を西へ5kmほど
そして、かつての湿原の背後に点在した湖沼は、ラムサール条約に登録されている宮島沼にみることができます。 宮島沼では、現在、マガンが飛来中です。

*画像提供/北海道無料写真素材集 DO PHOTO http://photo.hokkaido-blog.com/
たっぷり雁観会 4/19(土)17時〜 20(日)6時頃 マガンのねぐら入り&ねぐら立ちの両方をいっぺんに楽しめる観察会(参加者募集中)
みんなでマガンを数える会 4/26(土)16時〜19時頃 夕方、周辺の田んぼから一斉に宮島沼に戻ってくるマガンをみんなで数える(参加者募集中)
その他、マガンに関するイベント情報は、美唄市のHPへ http://www.city.bibai.hokkaido.jp/miyajimanuma/23_center/23_event.htm
宮島沼水鳥・湿地センターでは、 5/31まで「宮島沼写真展」開催中 美唄市西美唄町大曲3区 tel 0126-66-5066
4月12日(土)〜5月上旬 のマガンがいなくなるまでの間、開館時間を 9時〜18時半に延長し、休み返上で開館するそうです。 また、マガンの見頃の期間(4月12日(土)〜いなくなるまで)は、早朝も館内トイレが使用できます。
くわしい情報は、宮島沼水鳥・湿地センターHPで確認してください。 http://www.city.bibai.hokkaido.jp/miyajimanuma/23_center/23_center.htm
また、かつての屈曲を繰り返す石狩川の姿は、石狩川の旧川=三日月湖です。 美唄市に残された菱沼では、「なかむらワーク」という、農村地域の活性化を進める市民団体が、手作りカヌーや屋形船をつくって、菱沼遊覧などの試みを実践しています。 菱沼 美唄市中村町周辺 http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_nogyo/wagamura/contest/02/exchange/2h_03/index.html
国内の湿原面積の約8割以上が北海道に集中する湿原王国・北海道。 かつて道内三大湿原といわれた、釧路湿原とサロベツ原野と石狩湿原のうち、最大の石狩湿原は開拓のため縮小の一途を辿りました(参考「北海道雑学百科ぷっちがいど」)。
嗚呼〜その頃は、「湿原のタカ」といわれるチュウヒがハンノキに停まり、 ダイサギなど白いサギやタンチョウが、その大きな羽を優雅に広げていたのでしょうか。 その頃の環境に少しでも近づけたら、素晴しいですね!
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