今や北海道のスイーツ、北海道のお土産と言えば、生キャラメルです。 ご存知のように、生キャラメルといえば田中義剛氏がオーナーの花畑牧場のが、彼のサクセスストーリーと相まって、売場では行列が出来、すぐに完売するほどの大人気商品ですが、
北海道では花畑牧場以外でも、北海道産の新鮮な原材料を使った生キャラメルが各地で作られ、どれも美味しいのです。 そのうちの一つ! 札幌近郊の純農村・南幌町の菓子工房 武志の生キャラメル。
 菓子工房 武志は、案の定、浜頓別生まれで神戸で修行したパティシエ布谷 武さんが、南幌の樹氷に魅せられ、1991年に開業したお店です。
プニプニのやわらかさ。口の中に入れると濃厚かつまろやかなキャラメル独自の風味が広がり、そしてとけます。

わたしも冬の南幌町の、白一面に広がる空間と防風林の樹氷には何度も感動したので、パティシエ武さんのお気持ちはわかります。 そして、この商品のラベルにも、大変感動しました!
 見えづらいのですが、ラベルの真ん中に、なんと新夕張川の写真をレイアウトされてるのです。 南幌町といえば低平泥炭湿地で、氾濫を繰り返す旧夕張川と千歳川の合流点があり、むかしは大小の沼も点在。「水害村」と呼ばれたほど洪水被害に悩まされた地域でした。
しかし岩見沢市栗沢町との堺を掘削し、直接石狩川に合流するよう切り替えた新夕張川新水路が昭和11年に完成したことにより、穀倉地帯として発展した歴史を持ちます(南幌リバーサイドパーク、リバーサイドゴルフ場がある)
そこまで意図してレイアウトされたかはわかりませんが、この町を想う気持ちがひしひしと伝わってきました。 菓子工房 武志は、イチゴ・かぼちゃ・ショコラ・バニラとモカ4種のロールケーキも評判です。
菓子工房 武志 空知郡南幌町北町4丁目6-12(TEL 011-378-2875) 営業時間:AM8:30~PM7:00 定休日:毎週水曜

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