先ほど、UHBスーパーニュースで知ったのですが、 サケ(シロサケ)漁の本場・標茶町でも、2008年秋サケ漁が不振で、水揚げ高は、なんと例年の約5割減!
また毎日新聞によると、 漁獲量が約8割を占める北海道沿岸の秋サケ漁で、各漁協がサケ資源保護のために定置網漁を自粛し、漁獲量が激減する事態が起きているそうです。
北海道の採卵・ふ化事業は、川で親サケを捕獲して行われるため、海にとどまっている親サケを捕獲すると、4、5年後に川へ帰って来るサケが激減する恐れがあるのです。
道が17日発表した10月10日現在の漁獲量は、前年同期に比べ3割減(昨年も不調だった)。 サケの減少傾向は道内のみならず、東北の三陸沿岸では秋サケ漁が6割弱減と、日本全体でアキアジが帰ってこない傾向がつづいています。
このままではイクラが高騰し、不振がつづくと、お歳暮やお正月用の新巻鮭への影響は避けられず、サケに関する企業の倒産にもつながるとのこと(すでにあるようです)
ここ数年、札幌市豊平川サケ科学館では、豊平川に遡上するサケの中で、人工ふ化ではない豊平川産まれ(自然産卵で育った)のサケを調査していて、もう少しで結果が出るところです。 このようにサケの生態に関する研究も進んでいるので、回帰率の激減がとても気になります。
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