『木霊(こだま)』という言葉があるように、樹木には精霊が宿ると言われます。 そんな言葉なんて知らぬ子どもの頃から、近所にある大きな木は、なんだか町全体を見守っているようで安心感を覚えたものです。一転して風が強い日は、無数の枝が左右に大きく揺れ、その様はまるで巨大な生き物のようで、怖さも感じたものです。
森林の効能はさまざまに取り上げられていますが、一本の木そのもののが自然というものを教えてくれます。木は人の成長になくてはならないものだと思います。そしてまちづくりにも、、、
さて、道東の中核都市・北見市の温根湯温泉(留辺蘂)は、開湯100年の歴史を持つ森に囲まれた古湯で、3年前から温泉街全体の再整備が進められています。
そのなかで、温泉街を流れる無加川の河畔林にあった推定樹齢190年のハルニレの巨木を、「温泉ゆめ広場モニュメント」として再利用しました。 旭川市の彫刻家・藤井 忠行氏が、ハルニレのたくましい生命力を表したそうです。今回、その除幕式と、無加川に架け替えられた「夢花橋」こと新2条橋の開通式が行われます。
2条橋周辺広場(温泉ゆめ広場)モニュメント除幕式及び新2条橋(夢花橋)完成披露 平成23年4月23日(土)10:00~ 留辺蘂町温根湯温泉 2条橋周辺広場(温泉ゆめ広場)
温泉ゆめ広場は、旧2条橋の架け替えにともない、新たな街並みをつくることを目的に整備されました。無加川の清流をゆっくり楽しむことができる、憩い空間でもあります。
そして温根湯温泉といえば、つつじ山の北海道天然記念物のエゾムラサキツツジ群落! 見頃は例年5月上旬~中旬で、5月1日~5日は「おんねゆ温泉つつじまつり」も開催予定なので、入浴も兼ねた花見物にも最適です。
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