3年前の平成17年、北海道中が「知床」「北海道遺産」というワードに溢れました。 これからは、「洞爺湖有珠山」「ジオパーク」という言葉が踊っているやもしれません。
(読売新聞 10月21日記事より) 2008.10.20、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が支援する『世界ジオパーク(地質遺産)ネットワーク』への加盟を目指す国内初の候補地に、「洞爺湖有珠山地域」が、北海道で唯一選ばれました。道外では、「糸魚川」(新潟県)と「島原半島」(長崎県)も候補地に選ばれています。
多分、一般の人には耳新しい『ジオパーク』。一体何?
ジオパークとは、科学的に見て特別に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産を複数含む一種の自然公園です。 そして貴重な地形・地層などの自然遺産を国際的に認定するのが「世界ジオパーク」(世界地質遺産)。2004年、ユネスコ(国連教育・科学・文化機関)の支援で認定を開始し、世界18か国57地域が加盟していますが、まだ日本国内の登録地域はありません。
しかし日本でも、世界ジオパーク入りを目指して、今年の5月に日本ジオパーク委員会が設立され、全国から応募のあった5地域を日本ジオパーク委員会が審査し、今回の発表に至りました。
洞爺湖周辺では、伊達市、豊浦町、壮瞥町、洞爺湖町の4市町でつくる洞爺湖周辺地域エコミュージアム推進協議会などが中心となって、世界ジオパークへの加盟運動を進め、有珠山・昭和新山の噴火遺構や洞爺湖の自然、そして防災教育にも力を入れている、火山と共生する取り組みが評価されました。
世界ジオパークの認定地域では特産品や観光企画の開発が可能で、地域経済の活性化につながるそうです。 北海道新聞によると、世界ジオパーク(地質遺産)ネットワークの審査を受け、来年後半にも加盟か否かが決定するそうです。
火山王国の日本には、認定はされていませんが、ジオ遺産だと思う地質や地形がたくさんあります。そういった場所を、楽しみながら学ぶ「ジオツーリズム」に注目が集まりそうですが、まずは地域に住む方々に興味を持ってもらいたいものです。
有珠山といえば、 道内の火山研究の権威で、有珠山噴火時によくTVに登場し、わかりやすく解説していた北大名誉教授の岡田弘氏の半生記が刊行されました。
また、日本の地質百選選定委員会が選んだ日本の「地質百選」もあります。 NPO法人 地質情報整備・活用機構のホームページに掲載されていた、北海道選定分です。
◆知床半島(千島列島から続く火山列のひとつ) ◆白滝黒曜石(約2万年前、東洋最大の黒曜石の原産地だった) ◆神居古潭渓谷の変成岩 ◆夕張岳と蛇紋岩メランジュ(北海道が東北日本弧と千島弧が衝突合体して誕生したことがわかる、衝突前のプレート沈み込み帯の深部) ◆夕張の石炭大露頭 ◆幌尻岳の七つ沼カール(海洋地殻と島弧性地殻が衝突してできた日高山脈の最高峰) ◆有珠山・昭和新山
もっと詳しくは、この本にて;

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